mercredi 14 décembre 2011

(フランスで)このマンガが読まれた!2011.11

前回に引き続き11月のフランスマンガランキングです。(集計期間: 2011年11月7日から12月4日)
部数が明らかになっていないため先月のランキングと単純な比較はできません。
フランスの出版業界誌「Livre Hebdo」の発表です。


10月のランキングはこちら

(順位/タイトル/巻数/作者/日本の出版社/フランスの出版社/仏題)

1.



NARUTO-ナルト-
54岸本斉史集英社KanaNaruto
2.



FAIRY TAIL21真島ヒロ講談社PikaFairy Tail
3.



ヴァンパイア騎士14樋野まつり白泉社Panini MangaVampire Knight
4.



GTO
SHONAN 
14DAYS
2藤沢とおる
講談社PikaGTO
Shonan 14Days
5.



ONE PIECE58尾田栄一郎集英社GlénatOne Piece
6.



スイッチガール!!14あいだ夏波集英社DelcourtSwitch Girl
7.



PandoraHearts
10望月淳スクウェア・
エニックス
Ki-oon
Pandora Hearts
8.



ONE PIECE1尾田栄一郎集英社GlénatOne Piece
9.



ONE PIECE2尾田栄一郎集英社GlénatOne Piece
10.



ONE PIECE3尾田栄一郎集英社GlénatOne Piece
11.



NARUTO-ナルト-
53岸本斉史集英社KanaNaruto
12.








FAIRY TAIL20真島ヒロ講談社PikaFairy Tail
13.



FAIRY TAIL1真島ヒロ講談社PikaFairy Tail
14.



黒執事8枢やなスクウェア・
エニックス
Kana
Black Butler
15.



ONE PIECE4尾田栄一郎集英社GlénatOne Piece
  1. NARUTO-ナルト- 54
  2. FAIRY TAIL 21
  3. ヴァンパイア騎士 14
  4. GTO SHONAN 14DAYS 2
  5. ONE PIECE 58
  1. スイッチガール!! 14
  2. PandoraHearts 10
  3. ONE PIECE 1
  4. ONE PIECE 2
  5. ONE PIECE 3
  1. NARUTO-ナルト- 53
  2. FAIRY TAIL 20
  3. FAIRY TAIL 1
  4. 黒執事 8
  5. ONE PIECE 4
  • トップは2ヶ月連続の「NARUTO-ナルト-」54巻。フランスでのナルト人気のすごさがうかがえる。
  • そのほかに、「NARUTO-ナルト-」53巻、「FAIRY TAIL」20,21巻、「黒執事」8巻、「ONE PIECE」58巻が2ヶ月連続ベスト15入り。人気の偏りが見える。
  • 先月のランキングにはなかった少女マンガ2作品、3位「ヴァンパイア騎士」14巻と6位「スイッチガール!!」14巻がランクイン。
  • フランスでも2003年に完結していた「GTO」だが、続編である「GTO SHONAN 14DAYS」が4位にランクインし、人気の健在ぶりを知らしめた。また「GTO SHONAN 14DAYS」の発刊に合わせて、「GTO」が全13巻で新装版が発売されている。
  • 「ONE PIECE」の1巻から4巻までと「FAIRY TAIL」1巻が突如ランキング入りしている。理由は定かではないが、古くから人気のある「NARUTO-ナルト-」と比べ最近人が出始めたこの2作は急速に新規読者を増やしているものと思われる。
  • 「ヴァンパイア騎士」「PandoraHearts」「黒執事」など西洋の文化を取り入れたファンタジー作品が女性を中心に人気を伸ばしている。
  • 全体的に先月から続けてランクインしている作品が多く、集計期間中に新刊発行が少なかったことが推測できる。
  • 前回はゲームと玩具(ポケモン, ベイブレード)のコミカライズ作品でランクインしていた小学館の作品は、今回は全く名前が挙がらなかった。
コメント欄やコンタクトにご意見・ご感想いただけると嬉しいです。

source: Manga-News.com Meilleures vetens manga en France pour Novembre / Décombre 2011
(Livre Hebdo / Ipsos)

samedi 10 décembre 2011

2011年10月のフランスマンガ売上トップ15

. フランスのマンガランキング。2011年10月10日から11月6日までの集計。
. 巻数を見ると、日本とフランスの刊行スピードの違いもわかります。
. 残念ながら、部数は公表されていません。フランスの出版業界誌「Livre Hebdo」の発表なので信憑性があります。

(タイトル/巻数/仏題/作者/日本の出版社/フランスの出版社)
1.NARUTO-ナルト-

54

Naruto

岸本斉史

集英社

Kana

2.黒執事

8

Black Butler

枢やな

スクウェア・エニックス

Kana

3.ソウルイーター

17

Soul Eater

久保田篤

スクウェア・エニックス

Kurokawa

4.ONE PIECE

58

One Piece

尾田栄一郎

集英社

Glénat

5.FAIRY TAIL

21

Fairy Tail

真島ヒロ

講談社

Pika

6.バクマン。

8

Bakuman.

小畑健/
大場つぐみ
集英社

Kana

7.FAIRY TAIL

20

Fairy Tail

真島ヒロ

集英社

Pika

8.メタルファイト 
ベイブレード
6

Beyblade 
Metal Fusion
足立たかふみ

小学館

Kurokawa

9.ポケットモンスター 
ブラック&ホワイト*1
2

Pokémon
Noir et Blanc
山本サトシ/
日下秀憲
小学館

Kurokawa

10.魔法先生ネギま!

33

Negima!

赤松健

講談社

Pika

11.NARUTO-ナルト-

53

Naruto

岸本斉史

集英社

Kana

12.BLEACH

44

Bleach

久保帯人

集英社

Glénat

13.神の雫

21

Les Gouttes
de Dieu
オキモト・シュウ/
亜樹直
講談社

Glénat

14.XXXHOLiC

19

XXXHOLiC

CLAMP

講談社

Pika

15.(日本未発売)*2

8

Dreamland

Reno Lemaire




Pika

*1 日本で「ポケットモンスターSPECIAL」として小学館の学年誌などに連載されている作品の第10章にあたる「ブラック・ホワイト編」を「ポケモン ブラック&ホワイト」として英語版・フランス語版は日本での単行本化を待たずに刊行。(この作品は日本では「ポケットモンスターSPECIAL」の40巻以降に収録予定。)

*2 フランス人作家による「マンガ」作品。この作品は、フランスの漫画にあたる「バンド・デシネ(BD)」ではなく、マンガに分類されている。マンガとBDの違いに明確な定義はないが、マンガが、白黒印刷・文庫本サイズ・ソフトカバーで出版されることが多いのに対し、BDはオールカラー・大判サイズ・ハードカバーで出版されることが多い。価格もBDのほうが高価で、ほとんどの作品は雑誌連載がなく全て描き下ろし。

  • 海外で人気があることが有名な「NARUTO-ナルト-」がやはり1位にランクイン。詳細な発行部数は明らかにされていないが、JETROのレポートによると毎巻25万部程度の発行。
  • 2位と3位にランクインしたのは海外展開に積極的なスクウェア・エニックスの作品。アニメと連動したプロモーションが成功したと思われる。
  • 「バクマン。」は日本の雑誌連載によるマンガの連載システムや、ジャンプの読者アンケートなどを知らなければ楽しめないと思われていたが、フランスでもウケているのが興味深い。
  • 青年マンガで唯一ランクインした「神の雫」は、フランス・イタリアを中心にワイン愛好家にも親しまれている。
  • 「NARUTO-ナルト-」と「FAIRY TAIL」はそれぞれ最新の2巻が同時ランクイン。「NARUTO-ナルト-」53巻は7月1日、「FAIRY TAIL」は9月7日に発売されたものであるが、10月のランキングの上位にランク。新規読者を獲得していると見える。(ただし、フランスは再販売価格維持制度がないため、旧巻は割引販売されていることもある。)
  • 15位にランクインした「Dreamland」はフランス人によるマンガ作品。すでに10巻を超える長編作品となっている。絵柄は日本マンガ風で、このような作品が生まれ、読者を獲得しているのは興味深い。
  • フランスでマンガ出版をしているレーベルは十数社あるが、このランキングに入っているのは「Kana」「Kurokawa」「Glénat」「Pika」の4レーベルのみ。

mardi 6 décembre 2011

Mangeons un million Slime de Dragon Quest!


L'année 2011, c'est le vingt-cinquième anniversaire de Dragon Quest. Donc il y a plusieurs manifestations et campagnes au Japon.
Dragon Quest(DQ) est la série de jeu de rôle d' Enix (Square Enix). Il y a 9 jeux et plus depuis 1986 et Dragon Quest X va sortir pour Wii et Wii U à l'année prochaine. http://www.dqx.jp/

Et Slime est un monstre de DQ (Il s'appelle peut-être Gluant en français). Il est tellement faible mais très adorable. Il est déssiné par TORIYAMA Akira de Dragon Ball.
Ce monstre est le plus connu de DQ, donc il y a pleins d'articles comme la figurine, le coussin etc..

Il y avait l'exposition de Dragon Quest au Musée d'art Mori, Roppongi, Tokyo.
Expo de DQ(japonais) http://www.dq25ten.jp/

Et cet article, j'écris de "Slime Nikuman" !

Depuis le 29 novembre, "Slime Nikuman" s'est lancé à Family Mart!! (Family mart est une marque de Covenience Store: Conbini)

スライム肉まん
スライム肉まん posted by (C)ウツダー
Nikuman est une cuisine chinoise qui les japonais adorent surtout en hiver.
Nikuman, c'est vraiment pas cher et bon. On mange à la main en marchant dans la rue.

Normalement il est branc et y a le boeuf haché, le haricot sucré ou le fromage et la tomate dedans.

Slime Nikuman est vendu pour fêter le 25th anniversaire de Dragon Quest.
On le vends limité à un million.

Je pensais que c'est déjà trop,,,

MAIS, il va être épuisé pendant 2 semianes !!!

Si vous voulez goûter, dépêchez-vous au Japon! dépêchez-vous à Family Mart avec des sous 170yen!!


PR
5 septembre 2011 「ファミリーマート×スクウェア・エニックス ドラゴンクエスト誕生25周年特別企画 「スライム肉まん」発売!」 "Family Mar X Square Enix Le projet de 25e anniversaire de Dragon Quest Slime Nikuman sortira!"

1 novembre 2011 「【スライム肉まん】100万食限定で11月29日(火)発売決定!」 "《Slime Nikuman》 la vente limitée un million va sortir  au 29 novembre!"

6 decembre 2011 「「スライム肉まん」100万食すべて出荷完了!」 ""Slime Nikuman" a déjà expédié tous!"









vendredi 2 décembre 2011

Korea Brand & Entertainment Expo、パリで開催


公式サイトトップページのスクリーンショット

12月1日から12月3日の3日間、フランス・パリで「韓国ブランド&エンターテイメントエキスポ(Korea Brand & Entertainment Expo: KBEE2011)」が開催されました。このKBEEは去年はタイの首都バンコクで行われたものです。
 今回はこのイベントを同じくパリで開かれている日本のポップカルチャーの祭典である「Japan Expo」と比べていこうと思います。
 まず簡単にJapan Expoの説明をします。Japan Expoは13年前からパリで始まったイベントで、現在ではヨーロッパのマンガ・アニメファンの交流の場になっています。2011年の今年は4日間の開催で19万2000人の来場者を数えました。もともとはフランス人アニメファンによってイベントが始まり、現在ではフランスの民間企業「SEFAイベント」によって運営され、日本産に限らないゲームコンベンションである「ヨーロッパコミコン」が同日開催されるのが通例となっています。Japan Expoは、パリ会場のほかにベルギー(Japan Expo Belgique)、マルセイユ(Japan Expo Sud)、オルレアン(Japan Expo Centre)でも開催されています。


KBEEの主催は、


  • 韓国知識経済部(Ministry of Knowledge Economy: MKE)
  • 韓国文化体育観光部(Ministry of Culture, Sports and Tourism)
(*「部」は日本における「省」)の2部。日本でいうと、経済産業省と文化庁(文部科学省)+観光庁(国土交通省)でしょうか。こう考えると、Japan Expoへ出展している省庁と同じですね。
協賛には、
  • 韓国企画財政部(MOSF)
  • 韓国国家ブランド委員会
  • 在仏韓国大使館
  • 韓仏学院(Institut Français de Corée du Sud)
  • 韓国訪問の年委員会
  • 韓国観光公社
  • 忠南文化技術エージェンシー(CTIA)
  • 全州文化財団
  • 韓国エンジニア・コンサルティング協会(KENCA)
  • サムスン電子
  • JYPエンターテイメント
  • TSエンターテイメント(TSE)


の名前が挙げられています。政府機関から民間企業まで様々です。(*日本語の正式名称のないものについては括弧内に正式名称または正式略号を示しています。)「BoA」、「東方神起」、「少女時代」、「SHINee」らが所属する韓国芸能事務所大手のS.M.エンタテインメントは協賛に名前が入っていません。


 開催は木曜日、金曜日、土曜日の三日間で、Japan Expoと比べ一日少ない構成です。また日曜日の開催がないことからBtoBの色が強いことがうかがい知れます。
Japan Expoはマンガ・アニメファンのフランス人の手で起こり、現在でも運営としてかかわっている日本人はほとんどいません。2008年よりJapan Expoにも、日本の外務省、経済産業省、観光庁の3省庁が「CoFesta」の一環として参加していますが、これはあくまでも展示者としての参加であり、イベントの構成やスケジュールにはかかわっていません。
これに対して、KBEEは主催・協賛を見ても分かる通り、韓国政府主導のイベントであり、自国のブランドをエンターテイメントの力で高めようというもののようです。ですので十数ユーロの入場料をとるJapan Expoに対してKBEEは基本無料のイベントでした。
新凱旋門 "Grande Arche"
(La Défance)


 会場は、パリ中心部の1区 ラ・デファンス(La Défance)。この周辺は近代的な建築が多く、新興企業が密集している地域です。あまり知られていませんが、ユニクロのフランス1号店もこの地区です。新凱旋門の異名を持つ「Grande Arche(グランダルシュ)」(写真 筆者撮影)の展示ホールが会場で、面積9'500m^2(ただし、ホール全体をつかっているかどうかは不明)。Japan Expoの会場である「Paris Nord Villepinte」は94'000m^2(メイン会場のみ、コンサートホールなどを含まない、同時開催のコミコン含む)ですから、KBEEはJapan Expoにくらべ10分の一程度の規模ということになります。
 KBEEは来場者数の発表がないため、展示会場の広さで比較を行なっています。(来場者数の情報や、展示風景の写真をお持ちの方がいらっしゃいましたらご一報いただけると幸いです。)


(参考までに、
東京ビッグサイト 西展示棟1階 19'760m^2、
東京ビッグサイト 東展示棟6ホール合計51'380m^2
幕張メッセ 8ホール合計 72'000m^2です。
KBEE会場の9'500m^2というのは東京ビッグサイト東展示棟の1ホール(8'670m^2)程度ということになります。)


 ただし、パリ中心部から電車で30分程度の郊外で開かれているJapan Expoと比べるとメトロZone1内、しかも経済の中心地で行われるKBEEはアクセスが非常にいいと言えるでしょう。


 展示スペースは、物販中心に雑多に並んでいるJapan Expoと比べるとかなり整理されている印象を受けます。
ブースは以下の8分野にわかれていて、来場者は目的のブースに行くのが容易です。
  • IT
  • 韓国食材・料理
  • 韓国俳優・女優
  • メディア・映画
  • アニメ・キャラクター
  • ファッション・アクセサリー
  • 美容・化粧品
  • その他


 また展示スペースの他に、「1:1 Biz-Matching」というプログラムが設定されており、Japan Expoではほとんど見られないBtoBの側面が見られます。
 さらに公式イベントとして今年8月に日本でもデビューした4人組Kポップアイドルグループ「Secret(シークレット)」のライブが土曜日に行われ現地ファンを楽しませたようです。無料ということもあり会場は大盛況で、混乱が起きるほどだったとか。実際にKBEEを訪れたフランス人の話によると、平日は閑散としていたが、土曜日の混雑はすさまじかったようです。


 まだまだ市場規模が少ないためほとんど数字には表れませんが、フランスをはじめとしたヨーロッパにもJポップファンが存在します。そのほとんどはマンガやアニメをきっかけに日本に興味を持った人たちです。彼らに人気が出ているのがヴィジュアル系バンドやアイドルです。「X JAPAN」や「the GazettE」らは欧州でのコンサートを複数回開催しています。
 アイドルの中では「モーニング娘。」の人気があり、そこから派生してその他のアイドルグループの楽曲もヨーロッパでも多く聴かれるようになりました。
 そんな中ヨーロッパのアイドルファンの間でも、Kポップが台頭し始めています。「モーニング娘。」を聴いていたファン層は今「AKB48」を聴くことなく「東方神起」や「少女時代」を聴いているのです。ヨーロッパの人たちにとって日本も韓国も同じ国で、「アジア的なもの」、「東洋的なもの」を求める人たちは「JAPAN」にこだわることなく韓国のコンテンツに親しんでいます。
 日本人がほとんど売り込むことなく、ファンが自発的に聴いていたJポップですが、その市場が韓国政府のバックアップや韓国企業の綿密なマーケティングや広告戦略によって奪われつつあります。
KBEE 公式サイト(英語/仏語/韓国語)

Secret 日本公式サイト(日本語)

参考
Japan Expo(英語/仏語) http://www.japan-expo.com/
パリ・イベント会場管理会社 Viparis(仏語) http://www.viparis.com/
東京ビッグサイト http://www.bigsight.jp/organizer/index.html
幕張メッセ http://www.m-messe.co.jp/organizers/index.html